SHIGOTO NAVI
NIPPON SHIGOTO NAVI
利用者インタビュー:Kさん
国籍:中国
性別:男性
2009年に留学生として来日し、日本語学校・大学生活を終え日本で社会人としてのスタートを切ったKさん。
日本で就業する中で、自身の“ 就きたい仕事 ”に向け、転職活動を進めていました。
転職活動時に『NIPPON仕事.com』を利用し、ご自身の夢であったゲーム業界での就業が叶いました。
さらに、日本での就業経験が高く評価され、中国最大手のゲーム業界への転職が決まったとのこと!
今回は、夢を実現した後にキャリアアップを叶えたKさんに中国への帰国前の貴重な時間をいただき、お話を聞かせてもらいました。
日本での仕事探しや就業について、色々なお話を聞かせてもらえると嬉しいです!
Kさんは、最初は留学生として日本にいらっしゃったんですよね。
日本に興味を持ったきっかけや来日のきっかけ等について、教えてください。
日本に興味を持ったきっかけは、日本のアニメ・漫画やゲームが好きだったからです。
幼い頃から中国で見れる日本の吹き替えのアニメを見たりしてました。特に「Fate/stay night」というゲームからアニメ化や漫画化した作品が好きで、よく見ていましたね。
日本のアニメを見る中で独学で日本語を勉強もしていました。
Kさん、とっても日本語お上手ですよね!
2009年からの来日で日本で15年以上生活してらっしゃったから、という点ももちろんあるかと思いますが、来日の前から日本語を独学で学んでいたのですね。
最初は日本語が全くわからない状態でアニメを見ていましたが、
アニメやゲームが好きだからこそ、日本語も興味を持って学べたように思います。
アニメやゲームから日本への興味は持っていましたが、
「いざ、日本へ行こう」となったきっかけは高校卒業後の進路を決めるタイミングでしたね。
高校進学後の進路を決める試験、日本でいうセンター試験(※)ですが、私は思った通りの結果が出なかったのです。
受験する大学のレベルを少し下げて中国の大学に進学する選択肢もあり、中国の大学で日本語を学ぼうかとも思っていました。
しかし、父から“ 日本への留学 ”の提案がありました。
私が昔から日本のアニメやゲームが好きで日本語を勉強していたことも知っていたので、
「中国の大学で日本語を学ぶのであれば、日本の大学に留学して勉強するのが良いのではないか」と提案してくれました。
※現在は「大学入学共通テスト」
Kさんの思いを尊重した、お父様からのとても素敵な提案ですね。
お父様からの後押しもあり日本へ留学し、学生生活を送った後、日本で就職活動をしたんですよね。
大学生活・日本語学校での説活を経て、当初は雑誌の編集者やジャーナリストを目指したい気持ちがありました。
しかし、SNSの発達により雑誌や紙媒体の業界自体が衰退傾向であったり、なによりも自身が外国籍であるがゆえ、“ 仕事として日本語を扱う ”ことへの弊害を感じました。
日本で編集者を目指すことが難しいことを感じ、卒業後は輸送代理等を行う企業で勤務をしていました。
その後も派遣で販売の業務等も行いましたが、自身が好きな“ ゲーム業界 ”での就業を目指し、転職活動を開始しました。
その際に登録したのが【 NIPPON仕事.com 】でした。
そのタイミングで登録していただいたのですね!
どのように転職活動を進めていたか、当時のことを教えてください。
ゲーム業界での仕事に絞って転職活動をしていたので、職種等で求人を検索して【 NIPPON仕事.com 】にたどり着きました。
企業側との面接の前に【 NIPPON仕事.com 】の担当の方と面接の練習ができたのは安心しましたね。
無事に希望するゲーム会社での勤務が決まり、グッドマンサービスの派遣社員としてゲーム業界での仕事を開始することができました。
就業開始してからのお仕事の様子はどうでしたか?
Kさんはゲーム業界での勤務経験をする中で、資格取得にも挑戦したそうですね!
ゲーム業界での業務のスタートは「ローカライズ」の業務でした。
業務経験を積んでいくうちに、“PM”とも略されるプロジェクトマネージャー職を任せてもらうことも。
自身のキャリアアップのためにPMPの資格も取得しました。
日本ではあまり一般的ではないのですが、中国やアメリカでは、“PMP”と略される「Project Management Professional(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)」の資格が転職活動の際に重視されます。
このPMPの資格は、「36ヶ月以上のプロジェクト実務経験」が受験資格として必須なので、まず受験することのハードルが高い資格だと思います。
日本のゲーム業界でのプロジェクト管理の実務経験があったからこそ、受験に挑戦することができ、無事に資格取得に至りました。
そしてこの度、中国の最大手と言われるゲーム会社に就職が決まったんですよね、おめでとうございます!
ありがとうございます。
ゲーム業界の中でもPM(プロジェクトマネージャー)職での採用となったのですが、
今後の業務の中で日本とのやり取りも担当する予定です。
そのため、日本のゲーム業界での就業経験を高く評価してもらえたと思っています。
PMPの資格取得も活きたと思いますね。
ご自身の夢を叶えてキャリアアップも実現されていらっしゃるのが素晴らしいです。
Kさんのように、日本での就業を目指す外国人求職者の方に何かアドバイスがあったらお願いします。
目標を持つことが大切だと思います。
特に、具体的に“1年後・3年後・5年後”の自分を描けると良いと感じました。
私自身は日本に来てからの生活で常に目標を持てていたわけではないのですが、
夢であったゲーム業界での勤務が叶った後に、目標を立てたことがありました。
その当時、「1年後にはPM(プロジェクトマネージャー)になりたい」という目標を立てたのですが、結果的にはPMPという資格を取得するにも至り、専門的な知識を得ることも叶いました。
目標に向かう気持ちや「何に向かって頑張るのか」の指針があったおかげで、キャリアアップに向けて突き進めましたね。
素敵なアドバイスをありがとうございます。
目標を持って夢を実現させてきたKさんですが、今後の夢や目標はありますか?
夢であるゲーム業界での勤務が叶い、また、プロジェクトマネージャーとしてゲーム開発に携わることができています。
いずれはプロデューサーとして自分のゲームを作れたら嬉しいですね。
日本のゲームやアニメが好きで、留学生として来日して16年。憧れたゲーム業界での勤務が叶った上にキャリアアップして中国に帰ることになりました。
今後も自分の“好き”を突き詰めて夢や目標に向かっていきたいですね。